作業環境測定士 令和4年8月 デザイン・サンプリング

問1 作業環境測定における有害物質の空気中の濃度、管理濃度等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 空気中における有害物質の濃度は、通常、25 ℃、1気圧の条件下における環境空気中濃度として表される。


(2) 有機溶剤の管理濃度は、質量濃度として示されている。


(3) 鉱物性粉じんの管理濃度は、その粉じんの遊離けい酸含有率が大きいほど小さな値となる。


(4) 空気中の有機溶剤の体積分率1 % は、10000 ppm に相当する。


(5) 空気中の石綿の濃度は、繊維数濃度として表される。

解答

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(2)

【解説】

(1)正しい

(2)有機溶剤の管理濃度は、濃度割合(ppm)として示されている。ちなみに特定化学物質は特別有機溶剤などはppm、粉じんなどは質量濃度(mg/m3)で示されているし、インジウムのように管理濃度が無いものもある。

(3) 土石、岩石、鉱物、金属又は炭素の粉じんの管理濃度は次の式で表される。

(4)1%=0.01=10000×10-6 なので正しい

(5)正しい

 

問2 単位作業場所の設定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 初めての測定で、有害物の濃度分布等が予測できなかったので、当該作業場における労働者の行動範囲を単位作業場所の範囲とした。


(2) 単位作業場所の区域は、著しい濃度変動がないか、濃度変動があってもランダムであるような範囲とする。


(3) 単位作業場所の設定に当たっては、作業場の区域を、労働者の行動範囲、有害物質の分布状況などの判断基準によって層別化を行う。


(4) クロム酸鉛を取り扱っている作業場において、同一の区域をクロム酸と鉛とで別々の単位作業場所として設定した。


(5) 単位作業場所内の測定点は、隣接する他の単位作業場所の測定点と重複してはならない。

解答

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(5)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ① 単位作業場所の設定 を参照

(5)

 

問3 有害物質のA 測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 測定点は、床上50 cm 以上150 cm 以下の高さとする。


(2) 単位作業場所の広さが、おおむね30 m 以下の場合は、著しく狭い単位作業場所と見なすことができる。


(3) 過去に実施した作業環境測定の記録により、測定値の幾何標準偏差がおおむね1.2 以下であることが明らかなときは、有害物質の濃度がほぼ均一であるとみなすことができる。


(4) 単位作業場所が著しく狭く、かつ単位作業場所における空気中の粉じんの濃度がほぼ均一であることが明らかなときは、測定値の総数を5未満とすることができる。


(5) 測定点と測定点の間隔は、6 m を超えない等間隔であれば、縦方向と横方向は異なってもよい。

解答

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(4)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ① 指定作業場のA測定の設定方法など を参照

(5)測定点の数は5未満でもよいが、各測定点で繰り返し測定を行い、1単位作業場所における測定値の総和が5以上になるようにする。なお各測定点における繰り返し測定の回数は同一でなければならない。

 

問4 有害物質のB 測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1)直接捕集法において、真空捕集瓶5本を用いても捕集時間の合計が10分に満たない場合は、10分の間に均等な間隔をおいて捕集したそれぞれの真空捕集瓶内の有害物質の濃度の算術平均値を測定値とする。


(2) 相対濃度指示方法を用いてB 測定を行う場合の質量濃度変換係数は、その単位作業場所で行われたA 測定の質量濃度変換係数を用いる。


(3) B 測定は短時間高濃度の個人ばく露の評価のために行う。


(4) 最大濃度を示す可能性のある作業位置が複数あって、どの作業位置で最大濃度になるか予測できない場合には、それらのすべての作業位置で測定を行い、最大の測定値をB 測定の測定値とする。


(5) 光散乱方式の相対濃度計を用いてB 測定を行う場合には、10分間連続して作動させる。

解答

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(3)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ① 指定作業場のB測定の設定方法など を参照

(3) B 測定の目的は、局所的短時間の個人ばく露量の測定ではなく、有害物質の気中濃度の最高濃度を知るために行う測定である。 

 

問5 有害物質の物性等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) コールタールは、常温、常圧で液体である。


(2)トルエンは、メタノールよりも極性が大きい。


(3) トリジマイトは、遊離けい酸の一種である。


(4)溶接で発生する金属ヒュームは、個数濃度が高いほど凝集速度が大きくなる。


(5) 1気圧において、ベンゼンの沸点は、クロロベンゼンの沸点よりも低い。

解答

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(2)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ② 有害物質の物性 を参照

(2)トルエンは、メタノールよりも極性が小さい。(ベンゼン環内の非局在化のため)

 

問6 指定作業場における次の作業環境測定のうち、個人サンプリング法による測定(C・D 測定)の対象でないものはどれか。


(1) 労働者が作業場内を移動しながら、イソプロピルアルコールを含有する塗型剤を鋳型に塗布する作業を行う単位作業場所におけるイソプロピルアルコールの濃度の測定


(2) 労働者が作業場内を移動しながら、エチルベンゼンを含有する塗料を用いて、吹付塗装作業を行う単位作業場所におけるエチルベンゼンの濃度の測定


(3) 労働者がトリクロロエチレンの洗浄槽で金属部品の脱脂作業を行う単位作業場所におけるトリクロロエチレンの濃度の測定


(4) 鉛蓄電池を製造する工程において、鉛等を溶融する作業を行う単位作業場所における鉛の濃度の測定


(5) クロムメッキを行う工程において、クロム酸ミストが発生する単位作業場所におけるクロム酸及びその塩の濃度の測定

解答

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(3)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ① 個人サンプリング法 を参照

(3)特定化学物質の特別有機溶剤は発散源の場所が一定しない作業が対象。

 

問7 個人サンプリング法による測定(C・D 測定)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) C 測定の試料空気の採取等の時間は、各労働者の作業時間の全てとするが、作業時間が2時間を超える場合であって、測定対象物質の濃度がほぼ均一であることが明らかなときは、2時間まで短縮することができる。


(2) C 測定において、作業に従事する労働者数が5人を下回る場合は、1人の労働者の作業時間を均等に分割し、試料空気の採取等を行うことにより、分割した数と同数の労働者が個人サンプラーを装着したものとみなすことができる。


(3) C 測定において、作業に従事する労働者数が5人を下回る場合は、1人の労働者に複数の個人サンプラーを装着し、同時に試料空気の採取等を行うことにより、装着した個人サンプラーの数と同数の労働者が個人サンプラーを装着したものとみなすことができる。


(4) C 測定に係る個人サンプラーを装着する労働者とD 測定に係る個人サンプラーを装着する労働者を同一の労働者とすることができるが、その場合は、C 測定用とD 測定用の2つの個人サンプラーを装着する必要がある。


(5) D 測定の対象となる作業が行われる単位作業場所であって、その労働者が作業に従事する時間が15分未満である場合、個人サンプリング法による測定を行うことはできない。

解答

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(3)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ① 個人サンプリング法 を参照

(3)同一の労働者に複数の試料採取機器等を装着して同時に試料空気の採取等を行うことは、時間の分割には含まれない。

(4)C測定は2時間以上の平均的な状態を把握するための測定であり、D測定は当該作業が行われる時間のうち、空気中の測定対象物質の濃度が最も高くなると思われる時間に行うものである。そのため同じサンプラーでは採取できない。

 

問8 次の有害物質のうち、25 ℃において、蒸気圧が最も高いものはどれか。


(1)トルエン


(2)ベンゼン


(3) イソプロピルアルコール


(4) ジクロロメタン


(5) トリクロロエチレン

解答

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(4)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ② 有害物質の物性 を参照

 

問9 有害物質Ⓐと、その濃度の測定に用いる捕集器具又はろ過材Ⓑとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。


      Ⓐ ⇒  Ⓑ
(1) クロロホルム ⇒ 活性炭管


(2) アクリルアミド ⇒ ガラス繊維ろ紙及び活性炭フェルト


(3) 塩化ビニル ⇒ ミゼットインピンジャー


(4) アクリロニトリル ⇒ シリカゲル管


(5) コールタール ⇒ ガラス繊維ろ紙

解答

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(3)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ② 有害物質と捕集材 を参照

(3)塩化ビニルは捕集袋もしくは真空捕集瓶

問10 流量計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 捕集装置とポンプの間に接続した面積式流量計では、捕集装置の圧力損失が大きくなるにしたがって、流量計の指示値は真の流量より大きくなる。


(2) 流量計の指示が脈動して読み取りが難しい場合は、流量計と吸引ポンプの間に空気だめを設けるとよい。


(3)湿式ガスメーターを用いて流量計の校正を行う場合には、湿式ガスメーターは、ポンプより上流側に接続する。


(4) ハイボリウムエアサンプラーの流量計の校正には、ルーツメータによって校正された絞り式(オリフィス)流量計を用いることができる。


(5) 面積式流量計は、テーパー管内の浮子が停止したとき、浮子とテーパー管の間隙の面積とそこを流れている流量とが比例することを利用している。

解答

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(3)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ② 流量計 を参照

(3)湿式ガスメーターを用いて流量計の校正を行う場合には、湿式ガスメーターは、ポンプの下流に接続する。

 

問11 固体捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) トリチウム化水蒸気の捕集には、シリカゲルが用いられる。


(2) ガスクロマトグラフのカラム充塡剤には、固体捕集法の捕集剤として用いられるものがある。


(3) 活性炭管は、一般に、除湿管をつないで使用する。


(4) o – フタロジニトリルは、固体捕集法とろ過捕集法を組み合わせた捕集法によって捕集する。


(5) ポーラスポリマー管に捕集した試料は、活性炭管に比べて、加熱脱着が容易である。

解答

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(3)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ② 固体捕集方法 を参照

(3)活性炭にガス状物質を捕集する場合には、吸気中の水分の除去や、捕集率を高めるための冷却を行う必要はない。

 

問12 ろ過捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 鉛ヒュームの捕集には、オープンフェース型ホルダーを用いる。


(2) ガラス繊維ろ紙による微細粒子の捕集では、ろ過流速が速いほど、拡散作用による捕集率は減少する。


(3) ナフタレンの捕集には、ガラス繊維ろ紙を用いる。


(4) 粒径が0.1 μm よりも小さな粒子では、主として拡散作用によってろ過材に捕集され、粒径が小さいほど捕集率は上昇する。


(5) リフラクトリーセラミックファイバー(RCF)の捕集には、セルロースエステルメンブランフィルターを用いる。

解答

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(3)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ② ろ過捕集方法 を参照

(3)ナフタレンは固体捕集法である

 

問13 液体捕集法及び直接捕集法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1)ミゼットインピンジャーでは、拡散効果により粒子状物質が捕集される。


(2) バブラーによるガス状物質の捕集では、気泡が大きいほど捕集率は低くなる。


(3) 小型ガス吸収管による有機溶剤など揮発性物質の捕集では、捕集液の温度が低いほど捕集率が高くなる。


(4) 捕集袋は、内容積が5 L 以上のものを用いる。


(5) 真空捕集瓶は、内容積が1 L 以上のものを用いる。

解答

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(1)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ② 直接捕集方法 を参照

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ② 液体捕集方法 を参照

(1)粒子状物質の液体捕集・・・試料空気を所定の捕集液中に一定の流量以上で通じ、液体と粒子との慣性衝突を利用して対象物質を捕集液中に捕集する原理を利用している

 

問14 光散乱方式の相対濃度計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 質量濃度が同じであれば、粒径5 μm の粉じん粒子の散乱光強度は、粒径0.3 μm の粉じん粒子の散乱光強度より小さい。


(2) A 測定の測定点の数を10個と設定した場合の1測定点当たりのサンプリング時間は1分以上であればよい。


(3) A 測定では、1単位作業場所における採取開始から終了までの時間は、試料採取の間隔を調整することにより1時間以上になるようにする。


(4) 吸引流量が大きくなるほど相対濃度の値は増大する。


(5) 質量濃度(C)、相対濃度(R)及び質量濃度変換係数(K)の関係は、C = R × K で表される。

解答

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(4)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ③ (相対濃度)粉じん計 を参照

(4)相対濃度計の指示値は、試料空気の吸引流量には影響されない。(⇒濃度に比例する)

 

問15 検知管による測定に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) フッ化水素用検知管は、共存する塩化水素によって正の影響を受けることがある。


(2) 検知管の検知限度は、変色がわずかでも認められる最低濃度のことである。


(3) アクリロニトリルは、妨害物質が共存しない場合には、検知管で測定することができる。


(4) シアン化水素用検知管は、共存するアンモニアによって負の影響を受けることがある。


(5) 検知管用真空ガス採取器の漏れを防ぐために、ピストン及びシリンダー内部にグリースを塗布してはならない。

解答

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(5)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ③ 検知管 を参照

(1)フッ化水素が酸性である特性を利用して変色させている。そのため同じ酸性の塩化水素では正の影響を受ける。

(4)アンモニアが存在すると根本が退色し、指示が低くなる

(5)検知管吸引ポンプからの漏れを防ぐため、ピストン及びシリンダー内部にグリースを塗布する。試料空気を検知管に通した後にピストンとシリンダーに試料空気が流れるのでコンタミすることが無い。

 

問16 環境空気中の放射性物質Ⓐとその試料捕集法Ⓑとの次の組合せのうち、不適当なものはどれか。


       Ⓐ  ⇒ Ⓑ


(1) トリチウム化水蒸気 ⇒ 冷却凝縮捕集法


(2) 放射性アルゴン ⇒ 直接捕集法


(3) 放射性コバルト ⇒ ろ過捕集法


(4) 放射性ヨウ素 ⇒ 液体捕集法


(5) 放射性セシウム ⇒ ろ過捕集法

解答

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(4)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ③ 放射性物質の試料捕集法 を参照

(4)放射性ヨウ素は主としてガス状で空気中に浮遊している揮発性物質なので固体捕集方法である。

 

問17 放射性物質を取り扱っている作業場において、試料空気をサンプリングし、その試料を測定した結果、測定装置の正味計数率は、1.5 × 10(s-1) であった。そのときの空気中の放射性物質の濃度として、正しい値に最も近いものは次のうちどれか。ただし、測定装置の計数効率は45 % 、試料空気の吸引流量は毎分85 L 、試料採取時間は8時間、使用する捕集材の捕集率は100 % とする。


(1) 8.2 × 10-7 Bq・cm-3


(2) 1.7 × 10-4 Bq・cm-3


(3) 8.2 × 10-4 Bq・cm-3


(4) 9.9 × 10-3 Bq・cm-3


(5) 4.9 × 10-2 Bq・cm-3

解答

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(3)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ③ 放射性物質の計算関連 を参照

まとめに計算例を示した。

 

問18 正規分布、対数正規分布及び作業環境中の有害物質の濃度分布に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 正規分布の平均値と標準偏差とは同じ次元を持つ。


(2) 正規分布では、平均値と標準偏差は互いに従属している。


(3) 横軸を変数の対数変換値とし、縦軸を確率密度とすると、対数正規分布の曲線の形は、幾何平均の対数変換値を中心として左右対称になる。


(4) 一般に、環境中の有害物質の濃度の算術平均値が高くなるにしたがって、濃度の標準偏差も大きくなる。


(5) 正規分布の算術平均と標準偏差をそれぞれμ、σ とすると、この分布に従う変数がμ- 2σからμ+ 2σの範囲に入る確率は、およそ95 %である。

解答

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(2)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ③ 正規分布・対数正規分布 を参照

(2)正規分布では、平均値と標準偏差は互いに独立している。

問19 環境空気中の有害物質の捕集に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 光散乱方式の相対濃度計を用いて屋内作業場の鉱物性粉じんを測定する場合には、相対濃度計の吸引口に分粒装置を接続せずに測定する。


(2) インジウム化合物の捕集には、分粒装置付きの捕集装置を用いる。


(3) メンブランフィルターは、ガラス繊維ろ紙に比べて、粉じんの堆積による通気抵抗の増加が大きい。


(4) 3,3′ – ジクロロ- 4,4′ – ジアミノジフェニルメタン(MOCA)の捕集には、ろ過捕集法を用いる。


(5) 水銀は、金添着珪藻土吸着剤を用いて、金アマルガムとして捕集することができる。

解答

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(4)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ③ 環境空気中の有害物質の捕集 を参照

(4)令和2年4月より 3,3′ – ジクロロ- 4,4′ – ジアミノジフェニルメタン(MOCA)の捕集には、固体捕集法を用いることとなった。

 

問20 有害物質のA 測定及びB 測定が行われた場合の作業環境評価に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) A 測定値のすべてが管理濃度を超えていれば、管理区分は第3管理区分になる。


(2) A 測定値の第1評価値が管理濃度を超えておらず、B 測定の測定値が管理濃度の1.5倍であった場合の管理区分は、第2管理区分となる。


(3) A 測定の第1評価値は、一般に、第2評価値より大きくなる。


(4) A 測定の第1評価値は、気中有害物質濃度の算術平均値の推定値である。


(5) A 測定の第1評価値が管理濃度より小さい単位作業場所内の気中有害物質濃度が管理濃度を超える確率は、5 % 未満である。

解答

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(4)

【解説】

作業環境測定士 デザイン・サンプリング まとめ③ 作業環境評価基準について を参照

(1)正しい 計算上必ず第1評価値が管理濃度を上回る

(2) 正しい  =(イコール)の場所がどこにあるかを確認しておくとよい。

(3)定義上そうなる。一般にと書いてあるが、どのようになったら逆転するかは想像もつかない。

(4)A 測定の第1評価値は、単位作業場における濃度の実現値のうち、高濃度側から5%に相当する濃度の推定値である。

(5)(4)で記載した定義からそう言える。

 

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