作業環境測定士 令和4年8月 労働衛生一般

 

問1 厚生労働省の「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 災害の発生可能性と重篤度を組み合わせた概念であるリスクの見積りは、双方を一定の尺度により数値化した後、それらを加算ではなく乗算して行う必要がある。


(2) 対象の業務について作業環境測定により測定した作業場所における化学物質等の気中濃度等を、当該化学物質等のばく露限界と比較することによってリスクを見積もることができる。


(3) 個人ばく露濃度をばく露限界と比較する手法によりリスクを見積もった結果、ばく露濃度がばく露限界を相当程度下回る場合は、リスク低減措置を検討する必要はない。


(4) 個人用保護具の使用によるばく露低減対策は、機械設備の密閉化等の衛生工学的対策、マニュアルの整備等管理的対策等、より優先順位の高い対策を講じても十分にリスクを低減できない場合に行うべき対策である。


(5) 「危険性又は有害性」とは、労働者に負傷又は疾病を生じさせる潜在的な根源であり、ハザードともいわれる。

解答

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(1)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ①  化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針 参照

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ①  労働衛生の3管理 参照

最近はリスクアセスメントの問題が出される傾向があるようです。リーフレットを熟読すれば解けるのですが、少し細かいところを聞いてきているので毎回正解するのは難しいかもしれません。

(1)これは指針の「数値化法」について記載したものである。数値化法は数値化したものを加算又は乗算してリスクを見積もる方法であり、設問のように乗算に限ったものではない。

(2)これは指針の「測定による方法」について記載したものである。

(3)指針の「10 リスク低減措置の検討及び実施(1)」に記載されている内容である。改めて言われなくてもあたりまえのことである。その費用やエネルギーをよりリスクの高い場所に注ぐべきである。

問2 厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に基づくメンタルヘルスケアの実施に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。


(1) 心の健康については、客観的な測定方法が十分確立しておらず、また、心の健康問題の発生過程には個人差が大きく、そのプロセスの把握が難しいという特性がある。


(2) 労働者の心の健康は、職場配置、人事異動、職場の組織等の要因によって影響を受けるため、メンタルヘルスケアは、人事労務管理と連携しなければ、適切に進まない場合が多いことに留意する。


(3) メンタルヘルスケアは、「セルフケア」、「ラインによるケア」、「家族によるケア」及び「事業場外資源によるケア」の「4つのケア」が継続的かつ計画的に行われることが重要である。


(4) 労働者の心の健康は、職場のストレス要因のみならず、家庭・個人生活等の職場外のストレス要因の影響を受けている場合も多いことに留意する。


(5) メンタルヘルスケアを推進するに当たって、労働者の個人情報を主治医等の医療職や家族から取得する際には、あらかじめこれらの情報を取得する目的を労働者に明らかにして承諾を得るとともに、これらの情報は労働
者本人から提出を受けることが望ましい。

解答

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(3)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ①  労働者の心の健康の保持増進のための指針 参照

心の問題も最近は出ているようです。こちらもリーフレットを熟読すれば解けますが、やや難しいと感じる人もいると思います。多分4つのケアから多く出るのではないでしょうか?確実に覚えたいです。過去に出た問題をまとめ①にまとめてあります。

(3)家族のケア ⇒ 事業場内産業保健スタッフ等によるケア が正解となる。

 

問3 化学物質の吸収、代謝、蓄積等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1)膵臓から分泌されるインスリンは、主として血糖値を調節する作用があり、不足すると血糖値が高くなる。


(2) ベンゼンの生物学的モニタリングの指標として、尿中のフェノールの濃度がある。


(3) スチレンは、代謝されて、尿中にマンデル酸が排泄される。


(4) トリクロロエチレンの生物学的モニタリングの指標として、尿中のフェニルグリオキシル酸の濃度がある。


(5) N,N-ジメチルホルムアミドの生物学的モニタリングの指標として、尿中のN-メチルホルムアミドの濃度がある。

解答

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(4)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ①  化学物質と代謝物 参照

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ①  臓器に関する問題 参照

(3)トリクロロエチレンの生物学的モニタリングの指標は尿中の総三塩化物の濃度がある。フェニルグリオキシル酸はスチレンの代謝物である。令和2年7月よりスチレンの代謝物はマンデル酸+フェニルグリオキシル酸の合算値で評価するようになった。

問4 化学物質等による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) トルエンジイソシアネートは、アレルギー性気管支ぜんそくや皮膚炎を生じる。


(2) 鉛中毒では、ヘム合成過程の阻害による貧血が起こる。


(3) 溶接ヒュームは、溶接により生じた蒸気が空気中で凝固した粒子で、人に対する発がんのリスクがあるとされる。

(4) 塩化ビニルによる中毒では、レイノー現象、指端骨溶解や肝血管肉腫などがみられる。


(5) マンガンは、主として腎臓皮質に蓄積し、腎障害を起こす。

解答

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(5)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ①  化学物質と健康障害 参照

(5)マンガンは頭痛、言語障害、歩行障害、振せん等の神経障害がみられる

 

問5 化学物質Ⓐとそれによって生じる主要ながんⒷとの次の組合せのうち、誤っているものはどれか。


           Ⓐ ⇒  Ⓑ


(1) 3,3′-ジクロロ-4,4′-ジアミノジフェニルメタン(MOCA) ⇒  膀胱がん


(2) エチレンオキシド ⇒  白血病


(3) ベンゼン ⇒  肺がん


(4) クロム酸 ⇒  肺がん


(5) コールタール ⇒  皮膚がん

解答

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(3)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ②  化学物質とがん  参照

(3)ベンゼンは白血病の原因となる

 

問6 鉱物性粉じんに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 粒子状物質の沈降速度は、粒径に比例する。


(2) 同一鉱物の粉じんでも、粒径により遊離けい酸の含有率が異なることがある。


(3) ヒュームの一次粒子の粒径は、一般に、1 μm 以下である。


(4) じん肺の合併症としては、肺結核、続発性気管支炎、原発性肺がんなどがある


(5) 石綿粉じんへの長期間ばく露により、胸膜プラークが生じる。

解答

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(1)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ②  粉じんと健康障害 参照

(1)粒子状物質の沈降速度は、粒径の2乗に比例する。

(3)(1)が間違っているので(3)は正解なのですが、解説を書こうとすると少し難しい問題です。①と②のどちらかが答えだと思います。①同一鉱物でも遊離けい酸の存在は均一ではないので、粒径(というよりもそれぞれの粒)によって遊離けい酸の含有率は異なる。②遊離けい酸を測定するX線回折は粒径の影響を受けるので、粒径によって遊離けい酸の含有率が異なっているように測定される。そのためガイドラインでは粒度分布をある程度揃えてから分析する方法が採られている。

測定値のことを言っていないので多分①のことを問いたかったと思われます。正解をご存じの方は教えてください。

 

問7 金属等による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) コバルト及びその無機化合物は、接触性皮膚炎、気管支ぜんそくなどを生じる。


(2) ヒ素の慢性中毒による皮膚症状としては、黒皮症、角化症などのほか、皮膚がんを生じることがある。


(3) ベリリウムは、感作性があるほか、慢性中毒としては肺に肉芽腫を生じる。


(4) 粉状のニッケル化合物は、生殖毒性、皮膚感作性のほか、ヒトに対する発がん性があるとされている。


(5)カドミウムでは、接触性皮膚炎や鼻中隔穿孔がみられる。

解答

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(5)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ②  金属と健康障害  参照

(5)カドミウムでは、気道・肺障害、腎臓障害、骨軟化がみられる。接触性皮膚炎や鼻中隔穿孔がみられるのはクロム酸である。

 

問8 有機溶剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 塩素化炭化水素系有機溶剤は、一般に、肝臓に対する毒性が強い。


(2) メタノールによる慢性中毒では、微細動脈瘤などの網膜の変化が起こる。


(3) トリクロロエチレンは、生殖毒性のほか、ヒトに対する発がん性が知られている。


(4) アセトンは、トルエンより極性が大きい。


(5) トルエン及びキシレンは、水より密度が小さく、水には溶けにくい。

解答

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(2)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ①  化学物質と健康障害  参照

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ④ 化学物質の性質・性状 を参照

(1)クロロ(クロル、塩化)、ブロモ(臭化)、ヨード(ヨウ化、沃化)と付く物質はハロゲン化物といい、一般的に肝臓に対する毒性が強い

(2)メタノールによる慢性中毒では、視神経障害が起こる

(4)トルエンやキシレンなどベンゼン環が付くと極性が小さくなる(非局在化という)

問9 温熱環境及び人体の適応等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1)熱中症は、高温多湿な環境下において、体内の水分及びナトリウム等の塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして、発症する障害の総称である。


(2) 日射がある場合のWBGT 値は、次の式で求められる。WBGT 値=0.7×自然湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度


(3) 熱へのばく露が中断すると、4日程度で順化の顕著な喪失が始まり、3~4週間後には熱への順化は完全に失われる。


(4) WBGT 基準値は、同一作業であっても、熱に順化していない人では、熱に順化している人より小さい値となる。


(5) 高温環境下での熱けいれんは、水分の摂取不足によって起こる。

解答

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(5)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ③ 暑さ指数(WBGT)について ~ 熱中症の症状について を参照

(5)熱けいれんは、大量の発汗があり、水のみを補給した場合に血液中の塩分濃度が低下して生じる。

 

問10 局所振動障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、以下「指針」とは、厚生労働省の「チェーンソー取扱い作業指針」をいう。


(1) 指針によれば、日振動ばく露限界値は、5.0 m/s である。


(2) 指針によれば、日振動ばく露対策値は、2.5 m/s である。


(3) 振動工具取扱い作業者に対する特殊健康診断を1年に2回実施する場合、そのうち1回は冬季に行うとよい。


(4) 指針によれば、振動工具の取扱いにおける「日振動ばく露量」は、周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値及び振動ばく露時間から算出される。


(5) 振動工具を使用する作業では、レイノー現象などの末梢神経障害及び手指のしびれなど末梢循環障害が発生するおそれがある。

解答

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(5)

【解説】

(5)レイノー現象が末梢循環障害  しびれが末梢神経障害である。設問は逆に記載されている。

 

問11 厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に5分間の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において1回~2回程度の小休止を設けている。


(2) 配置前の健康診断においては、自覚症状の有無の調査として、眼疲労を主とする視器に関する症状のほか、ストレスに関する症状なども調査する。


(3) 配置前の健康診断において視力検査として、遠見視力及び近見視力の検査を行う。


(4) 情報機器作業でディスプレイを用いる場合、書類上及びキーボード上における照度は、300 ルクス以上になるようにする。


(5) ディスプレイは、おおむね40 cm 以上の視距離が確保できるようにし、画面の上端が、眼と同じ高さか、やや下になるようにする。

解答

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(1)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ③  情報機器作業における労働衛生管理 を参照

(1)次の連続作業までの間に10~15分間の作業休止時間を設ける必要がある。

問12 酸素欠乏症及び硫化水素中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 硫化鉱や魚油を入れてある貯蔵施設の内部での作業では、酸素欠乏症の危険がある。


(2) 酸素欠乏症発生時の救助活動では、救出作業に従事する労働者に電動ファン付き呼吸用保護具、酸素呼吸器又は送気マスクを使用させる。


(3) 海水が滞留している暗きょの内部での作業では、酸素欠乏症及び硫化水素中毒の危険がある。


(4) 雨水又は河川の流水が滞留しており、又は滞留したことのある暗きょの内部の作業では、酸素欠乏症の危険がある。


(5) 第一鉄塩類を含有している地層に接するたて坑の内部での作業では、酸素欠乏症の危険がある。

解答

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(2)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ③ 酸素欠乏症と硫化水素中毒 参照

(2)酸素欠乏症発生時の救助活動では、救出作業に従事する労働者に酸素呼吸器又は送気マスクを使用させる。電動ファン付き呼吸用保護具はろ過式呼吸用保護具の一種であり、酸素濃度18%未満では使用できない。

 

問13 次の㋑から㋥の電磁波を波長の短いものから順に並べたものは下のうちどれか。


㋑赤外線
㋺可視光線
㋩γ線
㋥マイクロ波


(1)㋑- ㋺- ㋩- ㋥


(2) ㋺- ㋑- ㋩- ㋥


(3) ㋩- ㋑- ㋥- ㋺


(4) ㋩- ㋺- ㋑- ㋥


(5) ㋥- ㋑- ㋩- ㋺

解答

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(4)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ④ 電磁波 を参照

知識問題であり解説なし

 

問14 電離放射線及びその生体影響に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 白血病は、晩発障害に分類される確率的影響である。


(2) 遺伝的影響には、影響を起こす被ばく線量に一定のしきい値がある。


(3) X 線とγ線は、エネルギーの大小ではなく、その発生過程の違いによって区別される。


(4) β線とγ線では、γ線の方が透過力が大きい。


(5) 放射線宿酔は、急性影響であり、かつ、確定的影響である。

解答

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(2)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ④ 電離放射線 を参照

(2)遺伝的影響には、影響を起こす被ばく線量に一定のしきい値がないと仮定されている。

 

問15 化学物質の性状及びその挙動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) ミストは、空気中に浮遊している液体の微粒子で、形は球形をしている。


(2) 環境空気中の有害物質の濃度分布は、対数正規分布で近似できる。


(3) 混合有機溶剤から蒸発する蒸気の組成比は、一般に、もとの混合有機溶剤の組成比とは異なる。


(4) 有機溶剤の蒸気は、空気より密度が小さいため、拡散しやすい。


(5) ミストの粒径は、一般に、ヒュームの一次粒子の粒径よりも大きい。

解答

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(4)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ④ 化学物質の性質・性状 を参照

(3)例えば料理で水と料理酒を入れて料理をすると、アルコール成分(エタノール)が先に揮発していく。つまり鍋の中のアルコール濃度よりも、蒸気はアルコール濃度が濃くなっている。混合有機溶剤でも同じで、沸点が低い物質から先に蒸気となっていく。

(4)有機溶剤の蒸気は空気より密度が大きいので、低いところに滞留しやすい。

(5)ミストの粒径は各種あるが、小さいサイズでも10μm程度である。対してヒュームの一次粒子の粒径は1μm以下である。

 

問16 局所排気装置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) ダクトの断面積が同じである場合、断面が長方形のダクトは円形のダクトに比べて圧力損失が大きい。


(2) キャノピー型フードは、発生源からの熱による上昇気流を利用して有害物を捕捉するもので、レシーバー式フードに分類される。


(3) ダクトはその断面積を小さくすると、圧力損失が増大する。


(4) ダクトの合流部分における主ダクトと枝ダクトの合流角度は45°を超えないようにする。


(5) ドラフトチェンバー型フードは、発生源からの飛散速度を利用して有害物を捕捉するもので、外付け式フードに分類される。

解答

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(5)

【解説】

(1)長方形は四隅が気流の通路として利用されないので、同じ断面積でも利用される断面積は小さい(=圧力損失が大きい)。同じ断面積でも長方形のほうが断面積が小さいと計算される。すなわち長方形のほうが圧力損失が大きい。

(3)ストローで吸うことをイメージするとわかり易い。細いストローは吸うのが辛い(圧力損失が大きい。今回の設問にはないが搬送速度は速い。

(4)局所排気の実務において合流角度は45°を超えないように設計される。

(5)ドラフトチェンバー型は囲い式フードに分類される。

 

問17 労働衛生保護具に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1)放射性物質がこぼれたとき等による汚染のおそれがある区域内の作業では、使い捨て式防じんマスクを使用することはできない。


(2) アーク溶接作業に用いられる遮光保護具は、レーザー機器取扱作業でのレーザー保護めがねとして使用してはならない。


(3) 防じんマスクの面体の接顔部に、接顔メリヤスを使用すると、マスクと顔面との密着性が低下する。


(4) 防じんマスクの手入れでは、ろ過材に付着した粉じんを除去するとき、圧縮空気で吹き飛ばしたり、ろ過材を強くたたいて払い落としてはならない。


(5) 性能区分DS2及びRS2の防じんマスクでは、RS2が使い捨て式、DS2が取替え式の防じんマスクである

解答

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(5)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ⑤ 呼吸用保護具および防じんマスク を参照

(1)表を見て判る通り、「放射性物質がこぼれたとき等による汚染のおそれがある区域内の作業」では取替え式)(R)しか指定されていない。

(2)一般溶接遮光めがねでは、レーザ光を遮光できない。使用するレーザ波長に適した、レーザ保護めがねを使用する必要がある。

(5)取替え式はReplaceable 使い捨て式はDisposable それぞれの頭文字

 

問18 防毒マスクに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) ジクロロメタンについては、有機ガス用防毒マスクの吸収缶の破過時間は、試験用ガスに比べて著しく短くなる。


(2) 酸性ガス用防毒マスクの吸収缶の色は灰色である。


(3) 臭気を感知できる濃度がばく露限界濃度より著しく低い物質に限って、吸収缶の交換時期を臭気を感知した時点とすることができる。


(4) 一酸化炭素用防毒マスクは、吸収缶に充塡された活性炭により、一酸化炭素を吸着して取り除く。


(5) 隔離式防毒マスクは、直結式防毒マスクより使用できる環境空気中の対象ガス濃度の範囲が広い。

解答

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(4)

【解説】

問19 職場における健康障害及びその要因等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) ノロウイルスによる食中毒は、ウイルスに汚染された食品等を摂取することで発症し、主として冬季に発生する。


(2) 窒素は、無色、無臭の気体であるが、高気圧作業においては麻酔作用などが現れる。


(3) 人間の地上における呼気中には、酸素が約16 %、二酸化炭素が約4 %含まれている。


(4) 吸入空気中の二酸化炭素の濃度が高くなり、体内に蓄積が起こると、呼吸中枢が刺激され、呼吸が速く深くなる。


(5) サルモネラ菌は、腸内で毒素(エンテロトキシン)を産生し、毒素型食中毒を引き起こす。

解答

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(5)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ⑤ 職場環境における健康障害 を参照

(5)サルモネラ菌は感染型食中毒であるので、毒素を産生しない。腸内で毒素(エンテロトキシン)を産生するのは黄色ブドウ球菌である。

 

問20 作業環境評価基準に定める「管理濃度」及び日本産業衛生学会の「許容濃度等の勧告」に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


(1) 許容濃度は、作業中のばく露濃度の変動があまり大きくない場合に利用される。


(2) 許容濃度等の勧告において、ヒトに対する発がん性については、第1群、第2群A、第2群B 及び第3群の4種類に分類されている。


(3) 許容濃度の数値は、経皮吸収がないことを前提として定められたものである。


(4) 鉱物性粉じんの管理濃度は、遊離けい酸の含有率により異なる。


(5) 測定対象物質の中には、管理濃度が定められていない物質がある。

解答

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(2)

【解説】

作業環境測定士 労働衛生一般 まとめ⑤ 管理濃度や許容濃度等 を参照

(2)これは単独で聞かれると難問です。

   許容濃度の勧告(⇒PDF)を参照すると第1群、第2群A、第2群Bの3種類に分類されている。

   参考までにGHSの分類だと区分1(区分1A、区分2A)と区分2の3種類に分類されている。

   このGHSはまだしも、許容濃度の勧告の分類を調べずに判る人はそんなに多くないと私は思います。

 

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