福井県自転車保険の義務化について

福井のお得を研究する「福井お得研究所」の所長ピカ吾郎です。

今回は福井県自転車条例(令和4年7月1日施行)について調べましたので紹介します。

「自転車保険に入らないといけない!」と学校で配られた保険を検討している方もいると思います。

もうすでに加入している場合もあるので、自分の保険を見直した後に加入してください。

 

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事前エントリーが必要なので注意してください。

対象者

福井県内で自転車を利用する全ての方が対象です。

県外の人でも県境を越えて福井県に入った時点で対象となります。

義務

自転車保険等の加入

※条例では「自転車損害賠償責任保険等」となっているが、このブログでは「自転車保険等」と記載します。

自転車保険等に入らずに自転車を運転しても、今のところ罰則はありません。

それでは自転車保険等に入らなくていい訳ではありません。条例違反になりますので、学校や会社で自転車通学・通勤を認めないということになりかねません。

罰則は無くても、条例が制定された背景には事故による賠償金額に苦しんでいる人がいることを理解してぜひ入りましょう。

後述しますが、自動車の任意保険の個人賠償責任特約をセットしても、年間1800円程度アップする程度です。月150円程度です。

加入の対象者

●自転車利用者(未成年者の場合は保護者が加入)

●事業者(事業活動で自転車を利用するときに加入)

●自転車貸付事業者(レンタル自転車について加入)

このブログを読んでいる人は主に自転車利用者だと思いますので、今回は自転車利用者向けに書きます。

自転車保険等ってなに?

条例では「自転車の利用によって人の生命または身体が害された場合における損害賠償を保障する保険または共済をいう。」と記載されています。

どのようなものがあるかというと、下記の通りです。

この中のどれかに入っていれば新たに入る必要はありません。入っていないようでしたらどれかに加入すればいいと思います。PTAがパンプレットを配っていた保険も十分素晴らしいのですが、ダブって入る必要はないと思います。

PTAの「小中学校総合補償制度」は4,630~22,250円/年となってます。一番安いのが基本プランとなっていて、個人賠償責任がメインとなっています。

私は自動車保険の特約に入っていましたので、それ以上入る必要がないことが判りました。

損保ジャパンの任意保険加入者の6割が、おとなの保険の3割が個人賠償責任特約に加入しているようです。

今回とはあまり関係のない話♦ 全国の自動車保険や自動車共済の加入率は、少しびっくりするんですが約88%です。走っている車の9台に1台は任意保険に入っていないらしいです。自分に非が無い交通事故に合っても、相手の保険でどうにかなると思ってたら間違いですね。無保険車障害特約に入ったほうがいいようです。

今回と少し関係ある話♦ この前携帯ショップに行ったら、隣で50歳ちょっとすぎの夫婦が携帯を契約していました。その携帯ショップは自転車保険を500円/月で販売しているそうです。今回の義務化の話を出して、「どんな罰則があるかはわからないんですがぁ~。条例が出来たので入ったほうがいいですよぉ~」みたいなことを言っていました。隣の夫婦は契約してしまったので、私は心の中で「年間6,000円がもったいない!」と思ってしまいました。条例を守ることを勧めるは大事だと思いますが、まずは重複する保険がある可能性は伝えたほうがいいと思います。

TSマーク付帯保険ってなに?ってことになると思いますが、自転車安全整備士が点検した普通自転車に貼付されるもので、少なくとも傷害保険と賠償責任保険が付いています。ただし整備点検(有料)から1年間有効です。

詳しく知りたい方は公益財団法人 日本交通管理技術協会まで

https://www.tmt.or.jp/safety/index2.html

もし個人賠償責任特約に入っていない場合、各社見積もりを取れるサイトで見積もりをどうぞ。

個人賠償責任特約を入れても同じ値段以下で入れることもあります。

インズウェブ自動車保険一括見積もり

補償額はいくら以上入る必要があるの?

補償額についてはどこにも記載が無いので、金額の定めはないと思います。

事実TSマークの賠償責任保証は1,000万円です。それに対して損保ジャパンは無制限です。

わかり易いチェックリスト

いままで文字で書いてきましたが、わかり易いチェックリストが県のHPにありますので載せておきます。

PDF

努力義務

努力義務というのは「従わなくても刑事罰や過料等の法的制裁を受けない作為義務・不作為義務のこと」だそうです。簡単に言うと罰則の無い規定です。

この条例は義務にも現時点で罰則がないので、違いが判りづらいですが・・・努力義務は守らなくても条例違反にはならないという違いがあります。

ヘルメットの着用

中学生以下(正確に言うと、年齢が15歳に達する日以後の最初の3月31日までにある者をいう)が自転車を利用するときは、自転車の乗車用ヘルメ
ットを着用させるよう努めなければならない。と規定されています。

どのようなヘルメットかは明記されていませんが、Q&Aには「頭部を守るという観点から、JIS規格の自転車用ヘルメットの基準をみたすものや、それと同等以上の安全性を有するものの着用をお願いします。」と記載されています。

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自転車の定期的な点検整備

Q&Aには、「自転車を利用する前に、ブレーキは効くか、タイヤの空気は入っているか、ライトは点灯するか、尾灯または反射器材は光っているか、車体やハンドルは正常に動くか、ベルは鳴るかなどの点検を行いましょう。また、1年に一度は、自転車安全整備士による定期的な点検整備を行いましょう。」と記載されています。

つまり自分でしてもいいけど、1年に一度は自転車安全整備士による定期的な点検整備をしてみたらどう?ってことです。

努力義務なので自転車安全整備士による点検も強制力はありません。

とはいえプロに見てもらうのは良いことだと思います。

費用はあさひだと、セーフティ点検という簡単な点検で1,000円です。TS点検というTSマークが貼ることができる点検はシティサイクル2,500円、スポーツ車3,000円だそうです。

私は町の自転車屋を大事にしないといけないと思っているので、出来れば町の自転車屋に行ってあげて欲しいと思います。確かに気難しいオヤジがたばこと油の匂いの中で仕事をしているという感じですが、やさしいおじさんがいる自転車屋もありますよ。

勝見自転車商会 (勝見サイクル)  は福井の森田駅近くですがやさしく対応してくれます

以上「福井お得研究所」の報告でした。

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