衛生管理者への道

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第一種衛生管理者の有害業務について過去問の解説を始めました。有害業務が苦手というかたはこちらを活用ください。(まだ1回分しか作っていません。需要があればどんどん増やしていきます)

↓こちらです

衛生管理者とは

労働安全衛生法の第12条に定められている業務で、事業所の規模に応じて選任される管理者です。

下記の衛生に関する技術的事項の管理を行います。

1.労働者の危険又は健康障害を防止するための措置に関すること。

2.労働者の安全又は衛生のための教育の実施に関すること。

3.健康診断の実施その他の健康の保持増進のための措置に関すること。

4.労働災害防止の原因の調査及び再発防止対策に関すること。

少なくとも衛生管理者は少なくとも毎週1回作業場等を巡視し、設備、作業方法又は衛生状態に有害のおそれがあるときは、直ちに、労働者の健康障害を防止するため必要な措置を講じなければなりません。

事業所の規模と選任人数

事業所の規模に応じてと先ほど述べましたが、事業所の規模と選任人数は下記の通りです

●50人以上~200人以下 1人以上

●200人超~500人以下 2人以上

●500人超~1,000人以下 3人以上

●1,000人超~2,000人以下 4人以上

●2,000人超~3,000人以下 5人以上

●3,000人超 6人以上

第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の違い

■第一種衛生管理者免許

すべての事業所で衛生管理者になれます。

【業種】農林畜水産業、鉱業、建設業、製造業(物の加工業を含む。)、電気業、ガス業、水道業、熱供給業、運送業、自動車整備業、機械修理業、医療業及び清掃業

■第二種衛生管理者免許

第一種以外の業種で有害業務と関連の少ない業種で衛生管理者になれます。

【業種】情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業など

受験資格

受験資格は多岐にわたります。詳しくは下記のリンクを参照ください。

受験資格(第一種衛生管理者・第二種衛生管理者) (exam.or.jp)

多岐にわたっているものの、すべての条件に「労働衛生の実務に従事した経験」が必要となっています。

それは何だろうか?という疑問に行き着くと思いますが、下記の13項目に該当します。

①健康診断実施に必要な事項又は結果の処理の業務

②作業環境の測定等作業環境の衛生上の調査の業務

③作業条件、施設等の衛生上の改善の業務

④労働衛生保護具、救急用具等の点検及び整備の業務

⑤衛生教育の企画、実施等に関する業務

⑥労働衛生統計の作成に関する業務

⑦看護師又は准看護師の業務

⑧労働衛生関係の作業主任者(※に記載する職務に限る。)としての職務

⑨労働衛生関係の試験研究機関における労働衛生関係の試験研究に従事

⑩自衛隊の衛生担当者、衛生隊員の業務

⑪保健衛生に関する業務

⑫保健所職員のうち、試験、研究に従事する者等の業務

⑬建築物環境衛生管理技術者の業務

 

※高圧室内、エックス線ガンマ線透過写真撮影、特定化学物質、鉛四アルキル鉛等、酸素欠乏危険、有機溶剤、石綿

各自この業務に当てはまるかは、会社ごとの判断になると思いますので、会社の証明印を押してもらう方に確認してください。

最近は国家試験の経歴偽装というニュースがありますので、そのようなことがないようにしたいものです。

③あたりは普通に仕事をしていれば該当するような気もしますが・・・

合格基準

試験科目は以下の通りです。

※特例第一種衛生管理者とは二種を持っている人が一種を受ける場合です。

第一種衛生管理者は44問で400点満点です

各項目で最低40%以上取り、合計で60%以上(240点以上)なら合格となります。

例えば労働衛生(有害業務に係るもの)で40%(32点)を取った場合、関係法令(有害業務に係るもの)で80%(64点)取れば合格ラインに乗ることになります。

得意教科を作るよりも、40%を取らない勉強方法のほうが楽だと思います。

  

 

第二種衛生管理者は30問で300点満点です。

各項目で最低40%以上取り、合計で60%以上(180点以上)なら合格となります。

合格率

第一種衛生管理者

難しくなったという声があるようですが、2016年ごろから10%位下がっています。

第二種衛生管理者

二種も難しくなったのか、2016年ごろから10%位下がっています。

 

2020年はコロナにより出張試験がなくなり、センターでの試験も人数制限がされた影響もあり、4割弱も減っています。

この資格は安全衛生法で選任が定められている試験なので、2021年か2022年以降は回復してくると思います。

勉強方法

過去問をやってテキスト類で補完するほうがいいと私は思っています。

通信講座はアガルートやオンスクがリーズナブルです。

勉強時間と難易度

各個人の基本的な衛生の知識によると思いますが、ほぼ知識が無い状態からだと第一種は100時間、第二種は70時間位でしょうか。

難易度 

一種★★★☆☆ (普通) 

二種★★☆☆☆ (やや簡単)  

解答速報ってありますか?

このHPの分析ツールを見ていると、「衛生管理者 解答速報」というワードでたどりつく人が一定数いるようです。

当HPでは別の試験の解答速報を書いたことがあるので、その関係でヒットするのでしょうか?

結論 ⇒ 衛生管理者の合格速報はどこのHPにもありません。

理由は別のページで紹介したいと思います。⇒衛生管理者の解答速報ってないんですか?

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