作業環境測定士 関数電卓での幾何平均、幾何標準偏差の求め方
登録講習では関数電卓を使って統計処理をしないといけません。
私のイメージだと「関数電卓=sinとか計算する計算機」なので、統計処理の操作方法・使い方を理解するのに少し時間がかかりました。
後進の皆さんが大変な思いをしないように、操作方法をまとめました。まだ関数電卓を持っていな方は同型機を購入し、試験に臨んで頂ければ楽に操作方法を理解できると思います。
使用した関数電卓はfx-JP500CW-N(カシオ)です。送料込みで3,000円以内で購入できるリーズナブルな関数電卓でおすすめです。
求められる操作
講習機関が事前に計算機の使用についてお願いを出しています。
公益社団法人 日本作業環境測定協会 電卓の使用について(登録講習を受講される方へ) → https://www.jawe.or.jp/kosyu/dentaku.html
一般財団法人 西日本産業衛生会 評価計算を行うにあたって → PDF
■公益社団法人 日本作業環境測定協会

■一般財団法人 西日本産業衛生会

どちらも当然ですが求められる内容は同じです。計算に関する基本的な操作はもちろん、「統計メモリのクリア」ができないと試験では使えなくなるので注意です。
基本操作


上記の操作一覧で基本操作を網羅しています。印刷したい方はこちらにPDFがあります。⇒ PDF
以上となります。もっと詳しい手順も作ろうと思いましたが、この一覧で十分だったので作るのは止めました。
疑問点があれば お問い合わせ からお問い合わせください。このページを改定することで回答します。
練習問題
※公益社団法人 日本作業環境測定協会のHPより
全部やるほどではないので、2つくらい適当に選んで計算してみてください。

ポイント
1. データを入力する際は対数 log(データ)を入力する必要があります。
2. 入力値の平均値(x(エックスバー))の真数を求めると幾何平均が求まります。 基本操作 13)の操作
3. 入力値の平均値標準偏差(sx)の真数を求めると幾何標準偏差が求まります。 基本操作 15)の操作
ここまで出来たら次の計算もできると思います。挑戦してみてください。
※一般財団法人 西日本産業衛生会のHPより


ここまで出来たら大丈夫じゃないかと思います。何度も言いますが、データの消し方もチェックして講習に臨んでください。
使用した関数電卓はカシオのfx-JP500CW-Nです。